「軽自動車=燃費がいい」って思ってませんか?
私もそう思って選んだのが、あの見た目が最高にかわいいミラココア。
でも、いざ乗ってみたら「え?こんなに燃費悪いの?」とびっくり。
もちろん運転の仕方やメンテナンス次第で差が出るのはわかってたけど、同年代の他の軽よりも明らかに燃費が伸びない理由があったんです。
この記事では、実際にミラココアに乗って感じたリアルな燃費事情をベースに、
- なぜ燃費が悪くなりやすいのか
- どんな対策をすれば改善できるのか
- 中古で選ぶときに気をつけるべきポイント
…などを、なるべくわかりやすく・正直に・リアルな目線でまとめました。
これから購入を考えてる人にも、すでに乗ってる人にも役立つ内容になっているはずなので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ミラココアの燃費が悪い理由とは?

ミラココアの燃費が悪いと言われる主な理由を紹介する前に、簡単に今回検証したミラココアのスペックを掲載しておきます。
ミラココア DBA-L675S | |
主な走行条件 | 通勤・街乗りメイン |
年式 | 2012年 |
排気量 | 658cc |
乗車定員 | 4人 |
JC08モード燃費(カタログ値) | 26.0km/リットル |
全長×全幅×全高(外寸) | 3395×1475×1530mm |
全長×全幅×全高(車内) | 1930×1345×1240mm |
車両重量 | 800kg |
トランスミッション | CVT(無段階変速) |
ミラココアの燃費が悪いと言われてしまう理由はいくつかありますが、実際に乗ってみて感じたものは次の4つです。
- 同年代の軽自動車と比較して車両が重い
- CVTのセッティングが燃費特化でない
- 車両デザインの空力性能が良くない
- エンジンが燃費性能によったものではない
同年代の軽自動車と比較して車両が重い
ミラココアは可愛らしいデザインと快適な乗り心地の軽自動車ですが、燃費性能はあまり優秀とは言えず、その理由の一つが、車両重量の重さです。
一般的に、車両が重くなるとエンジンにかかる負担が増え、燃費が悪化します。
ミラココアは同年代の軽自動車と比べて重量がやや重めで、その影響が燃費に表れています。
車種 | 車両重量(kg) | 燃費(JC08モード) |
---|---|---|
ミラココア | 800~870kg | 23.0~25.5km/L |
ダイハツ ミライース | 約730~850kg | 30.0km/L前後 |
スズキ アルト | 約650~770kg | 33.0km/L前後 |
タントとかと比べると大きさが違うのでタントのほうが重いですが、同じ形状のミライースやアルトと比べると、50~200kgほど重くなっています。
単純に、車体が重いほうが発進時にエンジンパワーが必要になるので燃費は悪くなります。
CVTのセッティングが燃費特化でない
燃費重視のCVTであれば、エンジン回転数を低く抑え、効率よく走行できるよう制御されています。
ミラココアのCVTはスムーズな加速や快適な走りを優先しており、発進時や低速域では回転数がやや高めになっています。
燃費が伸びにくくはあるものの、発進性と走りやすさでメリットを感じています。
車両デザインの空力性能が良くない
ミラココアの車両デザインは、エッジは丸みを帯びているものの、空力デザインに優れているわけではないので、風の抵抗を受けやすいことが燃費を悪くしてしまっている要因になっています。
とはいえ、ミラココアは高速道路メインで走る車ではないと思いますので、街乗りとしては十分な車両デザインだとは思います。
ミラココアは燃費が悪い?実際の平均燃費

ミラココアは燃費が悪いと言われていますが、実際はどうなのか?
カタログ燃費だとほとんどの軽自動車で25km以上~30kmくらいで、ミラココアはカタログ燃費26kmでしたが、実際は、次の画像のとおりでした。




ミラココア燃費 | 通常の給油 | 省燃費を意識した運転 |
走行距離 | 260.1km | 315.9km |
給油量 | 22.95L | 25.40L |
計算式 | 走行距離÷給油量 | 走行距離÷給油量 |
実燃費 | 11.33km/L | 12.4km/L |
我が家のミラココアの燃費は、11.33km/Lでした!軽自動車全体から見ると決して良くはないですが、悪くもないといった感じでしょうか。
ちなみに、ガソリン満タン法は誰にでも簡単にできる実燃費の計測方法で、ガソリンを満タンに入れてからトリップメーターをリセットして、次に給油時点での走行距離と給油量を割ることで、1リットルあたりの走行距離を計算するものです。
ミラココアの燃費が悪いを改善!平均燃費向上のための具体的な方法

ミラココアの燃費が悪いといっても、メンテナンスと走り方によって燃費向上させることができます。
もし、あなたがこれからミラココアのオーナーになって燃費が気になるなら、ぜひ試してみてください。
- 低燃費タイヤに交換する
- 必要最低限エンジンオイルの交換
- 停車時から発信するときのアクセル
- 惰性走行のコツ
低燃費タイヤに交換する
車が地面と直に接する部分であるタイヤは、地面との摩擦抵抗を大きく左右します。
低燃費タイヤに変えるだけで転がり抵抗が変わり、燃費に好影響を与えてくれます。
例えば、タイヤブランドで有名なブリヂストンタイヤだとNEWNOというエコタイヤがあります。転がり抵抗性能Aランク、ウェットグリップ性能bランクで低価格ながら燃費アップも期待できるオススメタイヤです。
必要最低限エンジンオイルの交換
エンジンオイルが劣化すると、エンジン内の抵抗が増えて燃費が悪化します。
走行距離が進んでいる車だと特にエンジンのメンテナンスが重要です。
5,000kmごとのオイル交換を習慣にすると、エンジンがスムーズに動いて燃費も安定します。
停車時から発信するときのアクセル
ミラココアは車重の重さから急発進・急加速は燃費の大敵。
強く踏み込むとすぐに回転数が上がってしまいます。
やさしくアクセルを踏んで、滑らかに加速することで、無駄な燃料消費を抑えられます。
惰性走行のコツ
加速をしたあとは、いかに省力で遠くまで走るかがポイントです。
- 信号などで止まるときは無意味にアクセルを踏まない
- 車間距離に余裕を持って、無駄な加減速を減らす
- 交通の流れに合わせた一定速度での走行
といった運転スタイルに変えることで、燃費はしっかり改善されます。
中古車のミラココアは燃費悪化しやすい?購入前の注意点

「見た目がかわいくて、一度は乗ってみたい!」と思わせる魅力たっぷりのミラココア。
でも、中古で買うとなると気になるのが乗った後に後悔したくない気持ち。
中古のミラココアはものによっては燃費に悪影響があるものもあります。
「燃費が悪くなりやすい理由」と「購入前に注意すべきチェックポイント」について、わかりやすく解説していきます。
購入時にチェックすべき中古車情報
中古ミラココア特有の燃費問題とその対策
ミラココアが特に注意すべきなのは、「プラスX」というグレードは、内装や装備が豪華なため、他のグレードと比べて車重が重くなっています。
燃費を重視するなら、プラスX以外のグレードを選ぶのがいいです。
ミラココアの燃費が悪い理由と対策まとめ

見た目はキュートで女性にも人気の高いミラココア。
でも実は、「燃費が悪い…」と感じるオーナーも多いんです。
ミラココア購入を考えているあなたの参考になりますように。
- ミラココアの車重が重い
- CVTのセッティングが燃費特化でない
- 空気抵抗が大きい
- 走行距離
- メンテナンス履歴
- タイヤの状態
- エンジンのかかり方
- 修復歴の有無
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