車好きで洗車も好きな人はカーシャンプーにこだわる人が多く、車もバイクも持ってる人も一定数いらっしゃいますよね。
そこで、バイクと車でシャンプーに違いはあるのか?バイク用シャンプーって必要なの?って疑問に思う人もおられると思います。
バイクと車でシャンプーはわざわざ違うものを用意する必要はありませんが、バイクでやってはいけない洗車方法があるので注意です!
バイクであっても車であっても、洗車の基本は「泡で洗う」です。決してスポンジを押し付けて洗わないようにしましょう。
シャンプーとひとことで言っても、中性洗剤の他に酸性や弱アルカリ性があり、落としたい汚れによって使い分ける必要があります。こちらの記事で詳しく紹介しています。
ワックス洗車とシャンプー洗車の違いは?愛車に合った洗車の仕方
バイクと車のシャンプーの違い【カーシャンプーはどっちもOK】
結論から言うと、バイクと車で使うシャンプーに違いはなく、使い分ける必要は基本的にはありません。
ただ、SNSでは「食器洗い用の中性洗剤がコスパ最強!」と紹介されていることが多く、それが有名なバイカーやバイク好きのインフルエンサーだと食器洗い用洗剤を信じてしまいたくなりますよね。
ハッキリ言って、それも間違いではありませんが、もう少し深く知っておいてほしいことがあります。
厳密に結論を詳しく言うと、使い分ける必要はないけど、食器洗い用中性洗剤を使うなら一緒にバイクのボディのコーティングも一緒にしておいたほうが塗装も長持ちしますよってことです。
食器洗い用中性洗剤はしつこい油汚れをとることができるくらい、洗浄力に特化した洗剤であるがゆえに、油分を落とし過ぎてしまうので塗装面が裸になってしまって防御力が落ちます!
つまり、食器洗い用中性洗剤はカーシャンプーに例えると泡立ちが悪い脱脂シャンプーです。
食器洗い洗剤でレモンなどの柑橘系果物を使ったもので「リモネン」という成分を含んでいた場合、ゴムや発泡スチロールを溶かす性質があるので絶対に使わないようにしましょう。
僕自身、中性洗剤で洗車をしたことがありますが、泡立ちが悪く、粗い泡しかできないんですよね。
その点、シュアラスターやながら洗車のカーシャンプーは泡立ちが段違いで、きめ細かな泡が塗装面の汚れを優しく包み込んで落としてくれるのがよくわかります。
ちなみに、カーシャンプーの多くに防錆成分が入っている点でも、カーシャンプーが車だけでなくバイクにもオススメしたい理由です。
特に、バイクは露出している金属部分が多いので、定期的にメンテナンスをしないと錆が出てきてしまいます。
カーシャンプーに含まれている防錆成分があったほうがバイクのボディも綺麗な状態のまま長持ちしてくれそうですよね。
ちなみに、シュアラスターから中性洗剤のバイク・車用と言えるカーシャンプー、ゼロシャンプーが出ていて、泡立ちもよく、水切れもさっと良い感じです。
中性タイプのシャンプーは、人間の肌にも優しく荒れにくいという特徴があり、泡立ちがよくボディにも優しいため、バイクや車のどの部分にも使うことができます。柔らかいふわふわの泡が汚れを優しく浮かせてボディを傷から保護してくれます。
バイクと車のシャンプーの違い【高圧洗浄機はNG!】
バイクと車のシャンプーの違いで決定的なことは、バイクには高圧洗浄機は絶対使わない方がいい!ということです。
理由はシンプル、125cc以上のバイクではエンジンやメーター、追加で取り付けた電装品などが(防水仕様になっているとはいえ)露出していてそこに高圧水流が当たると故障の原因になるからです。
そりゃもちろん、バイク用なんで防水仕様なのは当然なのですが、高圧洗浄機の水圧は一般的に6~8Mpa(メガパスカル)で、腕時計が10気圧防水(水深100m)だとすると、水深300~800mに相当する圧力がかかる計算になります。
ちなみに、1Mpa=10気圧=水深100mで計算できます。
そして、バイクは風雨にも強いのですが、もっとも水圧に強いのが前面からの風雨に対してだけということを忘れてはなりません。
つまり、バイクは後ろからの水圧に耐えうる構造ではないので、車と違って、高圧洗浄機を使うと故障のリスクが高くなります。
もし、どうしても高圧洗浄機でバイクを洗いたい場合は、可動部分や細かいパーツ、エンジンなどの露出している部分は極力避けて、ボディだけに使うようにしましょう。
バイクと車のシャンプーの違い【洗車道具は小さめが基本】
もうひとつ、バイクと車のシャンプーで大きく違うことは、洗車道具の大きさやアイテムです。
車ではボディを洗うときに大きなスポンジや大きな吸水クロスの方が作業しやすいですが、バイクは逆で、スポンジも吸水クロスも小さいほうが洗いやすいです。
カー用品でシャンプーを買うとほとんどが大きいサイズしかなく、スポンジやブラシは車用でいいとしても、シャンプーはやはり量が多め。
そんなときには”ながら洗車”のプレゼントセットが用途に合わせて種類が違うのが入っていて、容量少な目でバイクにぴったりです。
特にオススメなのが赤色の脱脂シャンプー!希釈率を変えるだけでボディだけでなく油汚れが多いエンジン回り、ブレーキダストがこびりついたホイール周りの油分をしっかり落としてくれます。
バイクと車のシャンプーの違い【バイク用3種の〇〇】
バイクと車のシャンプーの違い、最後に洗車の仕方について解説します。
車では塗装面が広く、洗うのはほとんどボディなのでバケツに水溜めてシャンプーでアワアワが基本ですが、バイクは汚れた部分だけ洗う、ささっと洗うが基本、いかに時短できるかが重要です。
そこで、次の3つの時短アイテムがオススメ!
ボディ用のシャンプーは中性洗剤が多い中、この商品はバイク用で弱アルカリ性。弱アルカリ性は特に油汚れに強く、バイクの汚れが酷い部分に泡が直接出るのでピンポイントに狙い撃ちできます。液体の無駄遣いを抑えられてコスパが良いです。
バイクのボディは細かいところが多く、車用の大きなスポンジは邪魔になります。かつ、四角い形状は洗いにくいため、指を入れて滑らせるミットタイプがオススメ!細かいところにするっと撫でるだけで洗車キズも抑えつつ気になるところに届きます。
バイク各パーツの細かい部分を洗車するときに役立つのが筆のような形状の豚毛ブラシ5本セット。L字型ブラシよりも使いやすく、入りにくい奥ばったところにも届いてシャカシャカ歯ブラシ感覚で綺麗にできます。この、ちょっとしたひと手間でバイク愛がわかるんですよ?
バイクと車のシャンプーの違いまとめ
バイクと車では使うシャンプーに大きな違いはないものの、中性洗剤を使うことのメリットとデメリットを把握しておく必要がありました。
弱アルカリ性の洗剤は油汚れの洗浄力に特化している反面、油脂を落とし過ぎるがゆえに塗装面の防御力まで落としてしまうというデメリットがあります。
その点、中性のカーシャンプーでは防錆成分が含まれていることが多く、中性洗剤よりもきめ細やかな泡立ちで塗装面を洗浄力と保護力の両面から守ってくれます。
- バイクと車で使うシャンプーに違いはない
- 中性洗剤は油汚れに特化しているために塗装面を保護する油脂も落としてしまう
- バイク用シャンプーは弱アルカリ性でパーツ洗いとして使う
- カーシャンプーはほとんど中性で防錆成分が入っている
- 高圧洗浄機を使ってはいけない
- 「リモネン」が含まれている食器洗い洗剤で洗ってはいけない
- シャンプーは希釈して使わないと泡立たないので原液で使わない
- 弱アルカリ性はいいけど強アルカリ性は塗装面にダメージを与える
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