ヴォクシーのフロントドアのデッドニング、いつやるの?今でしょ!ってくらいの勢いでいきましょう。何かきっかけがないとデッドニングまでしようとはなかなか思いませんよね。
デッドニングについていろいろ調べれば調べるほど、どれをどこにどれだけ施工すればわからなくなってしまいます。
この記事では、ヴォクシーのフロントドアのデッドニングに必要な部材を紹介するので注文しちゃえば自然とやる気になっちゃいますよ。
こんな人に役立つ記事です。
- ヴォクシーのデッドニングをしようと考えてる
- ヴォクシーの車内空間の音質を劇的に変えたい
- デッドニングに興味があるけど何が必要か知りたい
- デッドニングに必要なものを買いたい
ヴォクシーのフロントドアデッドニングに必要なものと価格
フロントドアのデッドニングをするのに、ざっとこれくらい必要です。参考までに、完成形は下で紹介しています。施工用のヘラは意外に大活躍しますよ。
必要最低限、下のドア2枚分デッドニングキットだけで充分効果があります。
ドア2枚分デッドニングキットで約9,000円
オーディオテクニカ
ドア2枚分デッドニングキット
アクワイエ AT7400CR
施工用ヘラ
インナーパネル用制振材5枚(200×500)
アウターパネル用
インパクトビーム用8枚(200×50)
丸型制振材8枚(φ90)
ドアパネル用ビリつき防止スポンジ2本(20×1000)
スピーカー用音漏れ防止スポンジ2本(20×650)
スクエア吸音材2枚(200×200)
内張り用クリップダンパー9枚×2シート
上のドア2枚分セットがあれば、デッドニングはできます!スピーカー回りをもっとしっかりと制振・防音・吸音したい場合は、下のスピーカー回りのセットがおすすめです。
オーディオテクニカ
ドア2枚分チューニングスターターキット
アクワイエ AT-AQ474
スピーカー裏の吸音材2個(225×165)
スピーカー外周用防音スポンジ2個(25×590)
アウターパネル用
制振材8枚(50×100)
丸型ポイント制振材8枚(φ120)
長方形の吸音スポンジは、スピーカーの真後ろへ、細長い吸音スポンジはスピーカーの周りにそって貼り付けます。
ドアのアウターパネルとインナーパネル両方をしっかりデッドニングしようとすると、上の2つじゃ足りません。ばら売りの2枚セットがあるとバランスよく綺麗に貼れますよ。
レアルシルトRSDB2枚セット
積水化学工業の「超・制振シート」はカーオーディオの音質向上のために作られたシートで、不要な振動を抑える効果があるので、スピーカーの音以外のノイズを激減させることができます。
大判サイズなので、ハサミで切って、青い面と逆側を貼り付けます。
サイズ:300×400 厚み1.9mm
ここまでやれば、制振・防音・防振は十分にできています。さらに、こだわりたい人向けに外したドアパネルに吸音材を仕込めば、余計な振動音やノイズをさらに除去してくれます。
オーディオテクニカ
アブソーブコットンAT-AQ420
ドア内張やフロアなどの吸音材
デッドニングの効果をさらに精度の高いものへしてくれる吸音材です。
ドアの内張りに貼り付けることで車内の静粛性を向上させるだけでなく、音質もよりクリアになります。
サイズ:750×500mm厚み20mm
余った吸音材はアイデア次第でどこにでも使えますよ。
バラで買うのがめんどくさい!って人には、80ヴォクシー用のカット済み専用キットもあります。画像を参考に貼っていくだけなので、楽ですね。
オーディオテクニカの制振シートを80ヴォクシー用にカットした専用のドア2枚分セット
カット済みなので、画像のとおりに貼っていくだけなので楽…ですが、「これをここに貼って…あぁしてこうして」みたいな車いじりの楽しみが減ってしまいます。
上で紹介したバラのほうが値段は安いです。
ヴォクシーのフロントドアデッドニングにあると便利なもの
デッドニングの作業をするときに、用意がなければあったほうがいいものはこれです。施工のクオリティを上げるために、準備しておくといいですよ。
KURE
パーツクリーナー
金属の汚れや油分を洗浄するスプレー
デッドニングのシートを貼り付けるときは必ず、接着面の汚れと油脂を除去する必要があります。じゃないと密着が弱いので、こういったクリーナーは必要不可欠です。
耐熱防水のアルミテープ
デッドニングシートは、何層かにわかれていて、一番外側のアルミ部分に手が当たるとスパッと切れてしまうことがあるので周囲をアルミテープで囲っておくと完成が綺麗になります。
また、アブソーブコットンを貼り付けるときに、ほつれが気になる場合はアルミテープを貼っておくと剝がれにくい・ほつれないの一石二鳥です。
ヴォクシーのドアデッドニングに使う素材の種類と効果
デッドニングの使う素材って、たくさんあります。DIYでやるときに、どこに何を施工すればどんな効果があるのかを簡単にまとめました。もっと詳細に知りたい場合は、プロショップのサイトを見てもらえるとわかると思います。
デッドニングの部材とその効果
- 制振材:耐熱性に優れ、鉄板に密着しやすく、衝撃や振動を抑える素材
ドアのアウター・インナーパネルの平面、サービスホール、サイドビームに使用 - 吸音材:制振材を貼った上に重ね貼りするなどして、周囲の不要な音を吸収する素材
アウターパネルの平面、スピーカー裏などに使用 - 防音材:振動によって音が発生しそうな箇所に貼り付けることで異音を軽減する素材
ドアの内張り、内張りとドアとの接触部分他、スピーカーの外周などに使用
クルマのパーツの名称が出てきて、どこ?ってなりますよね。名称と場所を簡単に説明します。
- ドア・アウターパネル:ドアの一番外側の部分、つまり塗装部分の裏側
- ドア・インナーパネル:ドアをバラしたら見える手前の部分
- ドア・内張り:室内から見える樹脂のパーツで、ドアのロックボタンや窓の開閉ボタンがある部分
- サイドビーム:アウターパネルに横一線についている補強パーツ
- サービスホール:インナーパネルからアウターが見えるように開いている穴のこと
ヴォクシーフロンドドアデッドニングのデメリット
メリットは、当然のことながら音質の劇的な向上!でも、実はデメリットもあるのでチェックしておきましょう。
個人的には、ドアが少し重くなったところで気にはなりませんでした。それよりも、ドアを閉めるときの音に重厚感が出て嬉しくなりました。
デッドニングのメリットおさらい
- スピーカー本来の性能をフルで発揮できるようになる
- 安い社外スピーカーでもかなり音質が良くなる
- 余計な雑音や振動音が激減して車内の静粛性が上がる
デッドニングをすることは、ドアの余計な振動を抑え、スピーカー本来のスペックを発揮させる環境を作るということです。
当然のことながら、音質がよくなりますが、デメリットもあります。
振動を抑える制振シート、音の乱反射を抑える防音材、余計な音を吸収する吸音材、それぞれは重くなくとも、しっかりとデッドニングすると、それなりの重さになります。
ウィンドウガラスの故障は滅多にありませんが、デッドニングで塞ぐサービスホールの内側にはガラスを昇降させるモーターが入っているので、故障時にはディーラーが嫌がる可能性が高いです。
ヴォクシーのフロントドアデッドニングの施工例
茶色いビニールの防水シートは、フチを黒いブチルテープという柔らかい粘着テープでついています。ブチルテープを綺麗に除去するコツは、ブチルでブチルをとる!
ブチルは、柔らかく、チーズみたいに細く伸びるので、いろんなところに付着する恐れがあります。ティッシュや防水ビニールに絡みつけてひっつけてしまうのがいいです。
おおまかに防水テープを剥がすと、ブチルがたくさんドアパネルに付着したままになることがあります。これをブレーキクリーナーやウェスで除去しようとすると、拭いたそばから伸びてしまってなかなか除去できません。
そこで、ブチルをチロルチョコくらいの大きさに千切り、そのブチルを除去しきれなかった残りのブチルに何度も押し当てると、ブチルがブチルにひっついてびっくりするくらい簡単にとれます。
アウターパネルの施工後を撮影するの忘れてました、すいません。デッドニングシートはとても粘着力が強いですが、しっかり押し付けないと経年で剥がれることがあります。
ワイヤーが2本と、窓開閉スイッチの配線やスピーカーの配線があるので、多少の遊びを確保しつつ、根本は固定してしまっても大丈夫です。
エアバックのセンサーがついている場合は、その周辺には貼らないようにしましょう。
端から徐々に、ヘラで空気を押し出すようにして力を入れていくと、鉄板に強く密着します。
凹凸が激しい箇所は、一番凹んでいるところからやると、空気が入りにくいですよ。
純正スピーカーを取り外した後の穴を使えば、スピーカー裏のデッドニング作業がしやすくなります。スピーカーは一度つけてしまえば、外すのはとても面倒です。
純正スピーカーを外した後に、スピーカー裏のアウターパネルに制振シート、その上に吸音スポンジ、スピーカー周辺には小さめの制振シート、スピーカー本体を囲うようにして細長い防音スポンジで音に道を作ります。
ここまでやると、もういい音への期待が膨らみ、ワクワクしてきますね。クリップ位置、配線の通り道、ネジ位置に注意して、最後まで気を抜かずに!
ここでめんどくさがってざっくりやってしまうと、何かのでっぱりに干渉するとか、厚みの分でクリップがハマらないとか、弊害が出てきます。せっかくここまでやったので、最後の詰めです。頑張りましょう。
デッドニングはスピーカー交換と同時にやるのが効率いいです。でも、大事なことを忘れないでください!作業途中に、スピーカーからちゃんと音が鳴るかどうか、チェックしながら進めましょう。
ヴォクシーのスピーカー適合については、別の記事で書いていますので、そちらもあわせてどうぞ。
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